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≪今後開催致しますイベント内容に付きましても,事前にこちらのページにてお知らせ致します≫

●鎌田理事長の最新刊本(2015.11)の紹介●

『失われた看護を求めて』
−看護の“かたち”を考える−

○本書の特徴
 本書は40年間にわたって老年看護・ケアに携わってきた著者が、自らの言葉で書いた渾身の“看護論”である。
 超高齢社会を迎えているにもかかわらず、今日の看護の現場はいまだ20世紀の医療を引きずったままの状況にある。それで患者や高齢者は幸せな老後を送っているといえるのだろうか。患者や高齢者が求めているのは、苦痛を癒し、老いや老年病を抱えながらも生きていてよかったと思えるような日々を暮らし、満足して人生を閉じていくことであろう。そのために看護は医療に振り回されるのではなく、本来の看護を提供していくことが求められている。
 21世紀の看護の姿を導くためにナースは何を感じ、どう考えていけばよいのか。本書にはその道標が示されている。それはまさに著者の鋭い着眼点から掘り下げられた思考と感性の豊かさを感じさせる“看護の哲学”書ともいえよう。読者の知的好奇心を刺激し心にしみる一冊である。

○主な内容
 T章 看護の本質
   1.今日の看護の位置
   2.看護は人類の誕生とともにあった
   3.ナイチンゲールの考えは医療のアンチテーゼ
   4.医療の進歩が看護の姿を変えた
   5.21世紀は看護復権のとき
 U章 看護の特質
   1.曖昧なイメージを内包する看護
   2.看護は自分が道具(ツール)である
   3.看護は融通無碍である
 V章 看護と医学 −看護の独自性と主体性を求めて−
   1.ナースとドクターの関係
   2.看護の自立のかたち
   3.医学と違う看護の見方・アプローチ
   4.看護の自立が豊かな医療を生み出す
 W章 知識と感性 −感性を働かす看護を試みる−
   1.心をとらえる表現
   2.知識を看護に生かすには
   3.感性は看護にとって大事な働き
 X章 理論と実践 −思考しながら実践することの意義−
   1.看護理論について
   2.看護診断について
   3.実践を考えるとは
 Y章 生・老・病・死 −苦しみを支える看護を求めて−
   1.生と死
   2.死の迎え方
   3.看取るために求められる姿勢
 Z章 看護の深遠 −看護の根底にある愛−
   1.愛を示す行為である看護
   2.看護にとって愛とは
   3.自己愛について
   4.愛がなければ、なぜ看護ではないのか
   5.真実の愛にたどり着くには
 終章 超高齢社会における看護の役割
   1.超高齢社会の医療の現実
   2.なぜ高齢者を苦しめる医療になってしまったのか
   3.終末期医療・ケアを考える
   4.看護の役割とケア主導
   5.ケア主導の構築に向けて −介護職との連携が重要−
   6.超高齢社会を支えるのは看護

〈注文先〉
・(株)高齢者ケア出版 または 全国高齢者ケア協会
  〒169-0075 新宿区高田馬場1-21-13 廣池ビル402
  TEL: 03-3232-1310, FAX: 03-3232-1340, E-mail: order@care-k.net
03-3204-2695(協会)
・書名 『失われた看護を求めて』 −看護の“かたち”を考える−  鎌田ケイ子 著
・定価 2,000円(税込),四六判上製本・200頁

◆電話・FAX・E-mailによるお申し込みを受け付けております◆
注:一般書店にはありませんので直接販売元へお願いします

〈読者の感想から〉
「40年の老人看護のベテラン、さすがに読みごたえがありました。
 確かに医者は治らないものには興味を示さなくなりますが、看護は治る、治らぬには無関係です。超高齢社会を迎えて看護の出番だと思います。
 一人でも多くの看護関係者がこの本を手に取ってくれることを願っています。」(医師)
「看護を客観視した人間“鎌田ケイ子”先生の思い・願い・祈りが押し寄せてきました。
 これからの看護実践・看護教育の道しるべとして、これからの看護を担う者の心に届けていきたいと思いました。」(看護教員)


尊厳ある最期を迎えるための
『看取りケアマニュアル』

○本書の特徴
 だれもが苦痛なく穏やかに死を迎えたいと思っている。本人や家族の希望に沿って自然な死を迎えられるように本書は、高齢者の死を特別なこととしてとらえるのではなく、日々の暮らしとその人らしさの人生の延長線上にあるものと考え、自然な死へと導く道標を示してある。

○主な内容
 T章 高齢社会における死の迎え方の変化
   1.病院死が増えた背景と死の医療化
   2.病院死の問題と新たな考え方
 U章 生活の場での看取りの意義
   1.生活の延長線上にある死の質を考える
   2.生活の場で求められる看取りの姿
   3.本人・家族を支える
 V章 看取りケアで心がけたいこと
   1.死生観の育成
   2.真の人間的なかかわり方―尊厳の保持―
   3.チームケア(看護と介護の連携、各職種の役割など)
   4.家族への対応
 W章 看取り期のケア
   1.看取りの開始
   2.看取りに向けての意思統一
   3.死の過程で現れる身体的変化
   4.出現しやすい症状とその対応
   5.臨死時のケア
   6.死亡の確認―死亡診断書
 X章 看取り後のケアと評価
   1.死後のケアと家族への支援
   2.看取りの評価とカンファレンス
 Y章 事例にみる看取りの展開
 Z章 資料(看取りケア指針、看取り期の意向確認書、看取り介護についての同意書など)

〈注文先〉
・(株)高齢者ケア出版
  〒169-0075 新宿区高田馬場1-21-13 廣池ビル402
  TEL:03-3232-1310,FAX:03-3232-1340,E-mail:order@care-k.net
・書名 『 尊厳ある最期を迎えるための
      看取りケアマニュアル』 全国高齢者ケア協会編
・定価 2,000円(税込),B5判・120頁

◆電話・FAX・E-mailによるお申し込みを受け付けております◆


『特別養護老人ホームにおける看取りの実態調査』
報告書完成!

 平成22年度に独立行政法人福祉医療機構から助成を受けて行なった特養老人ホームにおける看取りの実態調査は、13施設・68事例について分析しました。

<おもな内容>
T.個別事例からみた看取りの実態
 看取りを判断した理由/看取りの開始時期/死亡の状況(直接死因、死亡年齢)/
 出現した症状と対応/必要であった医療処置/対応が困難であった内容/
 心がけたこと/家族の満足度/職員の満足度/個別事例の死に至るプロセス
U.施設ごとの看取りの実態
 看取りの意義・理念/体制上の問題と対応/医師・看護職・介護職の役割/今後の課題
V.考察
W.資料:実態調査票


『介護と看護の連携のためのマニュアル』(第2版)

 平成19年度に独立行政法人福祉医療機構の助成を受けて、1年間、役員・委員が討議を重ねて、この度「介護と看護の連携のためのマニュアル」が完成しました。当協会が18年間にわたって続けてきた活動の成果の賜です。介護と看護の連携はチームケアの時代を迎えて、ますます重要になっていますが、このようなマニュアルは存在しませんでした。具体的な指針とともに連携のすすめ方をわかりやすく示したこのマニュアルが、高齢者ケアの現場に活かされることを願っています。
 しかし、希望者が多く、在庫がなくなり配布できなくなりました。そこで、改めて内容を再吟味して加筆し、実践事例を加えて充実させ、単行本として刊行いたしました。
 介護職にも痰の吸引や胃瘻への栄養注入などの医療行為が特別養護老人ホームで行なわれるようになり、さらに他の施設に広がる動きがでてきています。そうしたなかで改めて“介護と看護の連携”が求められるようになってきています。このような状況に対応できるようにこのたび第2版を発行しました。

〈注文先〉
・(株)高齢者ケア出版
  〒169-0075 新宿区高田馬場1-21-13 廣池ビル402
  TEL:03-3232-1310,FAX:03-3232-1340,E-mail:order@care-k.net
・書名 『 新たな高齢者ケアの創造に向けて
介護と看護の連携のためのマニュアル
・定価 2,000円(税込),B5判・120頁

【「介護と看護の連携のためのマニュアル」の詳しい内容の方はこちらからご覧下さい】


『介護と看護の連携のためのマニュアル』が
優れた助成事業と評価される!

 平成19年度に独立行政法人福祉医療機構から助成を受けて実施した「高齢者ケアにおける介護と看護の連携支援事業」が優れた助成事業として福祉医療機構のホームページに紹介されました。成果物として作成した『介護と看護の連携のためのマニュアル』についても下記のような評価をいただきました。
 「実施責任者の30年にわたる経験の上に介護と看護のそれぞれの分野を尊重しながら、高齢者の幸せの実現をめざしてのコラボレーションのあり方を、実践の裏づけの上に情熱をおさえて体系化してある。介護・看護の研究者、実践者への説得を深められるよう望みたい。」
平成21年4月1日


 平成20年11月4日に鎌田理事長は、厚生労働省老健局長 宮島俊彦氏に下記の要望書を提出した。


介護職の医療行為の緩和について(要望)

 全国高齢者ケア協会は、15年間介護職と看護職の連携を推進するために活動している団体で、介護職と看護職を中心に2000名余の会員を擁しています。
 当協会では介護職と看護職の連携のあり方を検討してまいりましたが、その一環として平成19年度に独立行政法人福祉医療機構の助成を受けて「介護職の医療行為の実態と意識調査」を行うとともに、「介護と看護の連携のためのマニュアル」(資料添付)を作成いたしました。
 その結果、胃ろうの注入等の医療行為に関して、介護職が実施せざるを得ない状況があること、さらに介護職が生活支援行為の一部として実施するのが適当であると考えていること、また、それらを実施するに際しては、看護職による教育・訓練や日常的な連携に基づく支援を必要と考えていることが明らかになりました。
 そこで、下記の要望を提出させていただくことに致しました。医療行為を必要とする高齢者が安心・安全なサービスが受けられるようにするために、本要望書に対して善処していただきますようお願い申し上げます。



1、要望事項
 胃ろうの注入等の医療行為を介護職が安全に実施できるように、看護職が指導・支援できる体制を確立すること

2、要望理由
 看護職が24時間常駐していない特別養護老人ホームにおいても、胃ろうを造設する者が増加し、介護職が注入の一部を担わざるを得ない状況にあります。また在宅においては、家族が実施しており、介護負担を増強させる要因となっております。この状態を放置するのでなく、介護職が担ってもよい内容等を検討し、同時に看護職の介護職への役割を明確にすることで、医療行為の安全な遂行を図ることが必要と考えます。
 私達の調査結果では、介護職が拡大してもよいと考える医療行為の上位は胃ろうへの栄養注入のほか、吸引(すでに在宅においては介護職が施行することが可となっている)と人工肛門のパウチ交換でした。

介護職による医療行為に関する現状と意識

1.医療外行為の実施状況
血圧測定 傷の処置 服  薬 軟膏塗布 点  眼 浣  腸 座薬挿入
施設(244) 239(98.0%) 191(78.3%) 240(98.4%) 239(98.0%) 208(85.2%) 31(12.7%) 182(74.6%)
在宅(164) 112(68.3%) 108(65.9%) 146(89.0%) 147(89.6%) 119(72.6%) 25(15.2%) 37(22.6%)

2.厚生労働省通達による変化
いままでも
していた
新たにする
ことになった
いままでも
していない
無回答
施設 229(93.9%) 8(3.3%) 1(0.4%) 6(2.4%) 244(100.0%)
在宅 114(69.5%) 38(23.2%) 8(4.9%) 4(2.4%) 164(100.0%)

3.実施時の看護職の支援
相談助言 必要がない 看護職がいない 無回答
施設 236(96.7%) 1(0.4%) 5 (2.0%) 2(0.8%) 244(100.0%)
在宅 98(59.7%) 29(17.7%) 38(23.2%) 1(0.6%) 164(100.0%)

4.実施時の不安
あ  る な  い 無回答
施設 156(63.9%) 88(36.1%) 0 244(100.0%)
在宅 95(57.9%) 66(40.2%) 3(1.8%) 164(100.0%)

4−1.不安の内容
知識・技術の
不足
事  故 状況悪化 利用者の
不安
その他
施設(156) 78(50.0%) 100(64.1%) 62(39.7%) 14(9.0%) 17(10.9%)
在宅(95) 37(38.9%) 45(47.4%) 45(47.4%) 2(2.1%) 12(12.6%)

5.拡大してもよい医療行為
胃ろう
注入
浣腸 摘便 褥瘡 人工肛門 吸入 吸引 注射 その他 拡大すべ
きでない
施設
(244)
132
(54.1%)
40
(16.4%)
82
(33.6%)
42
(17.2%)
149
(61.1%)
92
(37.7%)
179
(73.4%)
24
(9.8%)
9
(3.7%)
23
(9.4%)
在宅
(164)
77
(47.0%)
48
(29.3%)
37
(22.6%)
54
(32.9%)
66
(40.2%)
47
(28.7%)
57
(34.8%)
29
(17.7%)
4
(2.4%)
41
(25.0%)

5−1.拡大したい理由
利用者の要望 介護職でできる 生活支援行為 介護職がする
のがよい
その他
施設(221) 21(9.5%) 84(38.0%) 139(62.9%) 43(19.5%) 88(36.2%)
在宅(123) 62(50.4%) 50(40.7%) 67(54.5%) 41(33.3%) 21(17.1%)

6.介護職が医療行為を実施するための条件
教育訓練 医師の連携 看護の連携 事故の支援 利用者承諾 行政許可 その他
施設(244) 226(92.6%) 120(49.2%) 233(95.5%) 175(71.7%) 144(59.0%) 136(55.7%) 10(4.1%)
在宅(164) 144(87.8%) 109(66.5%) 143(87.2%) 130(79.3%) 132(80.5%) 83(50.6%) 9(5.5%)


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特定非営利活動法人(NPO)
全国高齢者ケア協会
JAPANESE SOCIETY OF CAREGIVING OF THE ELDERLY