抑制廃止を考える(2)
抑制廃止は痴呆ケアの習熟なくしてありえない。 そのため以下、チ
ャートでわかりやすく抑制防止策とともに痴呆ケアの基本を例示する
抑制防止策
     認知障害があるゆえに痴呆高齢者には危険(事故・転倒)がつきまとう。
   安全を確保するために身体抑制や薬物抑制が行われることが少なくない。
   安易に抑制が行われれば,廃人化が進み,ケアは荒廃していく。大切なこ
   とは,抑制に頼るまえに抑制しなくてもすむケアを工夫していくことである。
おむつ脱
つなぎ服を着用
している場合
便をいじる
 ベッド柵で囲む
  場合
手をしばる場合
安全ベルトで
しばる場合
 チューブ類の
 自己抜去
大声をあげる,騒ぐ
興奮
暴力
徘徊           
 車椅子などから勝手に
 立ち上がり転倒する
  ベッドから勝手に立
  ち上がり転倒する
  ベッド柵から乗り越え
  て転落の原因ともなる
  ことを知っておく
排便コントロール
下剤調整
排便チェック(いつ排便があるのか)
排便があったら,直ちに排便処理
 (お尻がきれいなら気分もすっきり)
行動の背景,原因を把握する
楽しみ集中できるもの(アクティビティ)をする
『排徊』に関しての詳しい内容はこちらから進入
『暴力』に関しての詳しい内容はこちらから進入
排尿コントロールによりおむつを外す
排尿チェック→排尿パターンの把握
排尿(トイレ誘導)
治療の必要性,治療方法を検討 
座位で治療を受ける
自由に動かしても漏れにくい部位
 に針を刺す

チューブ類が目障りでないようにする
立ち上がる原因を把握する
滑り落ち防止用具を用いる
    (スライディングバット)

常に目配りをして危険を察知する
一人にさせないで目配りする
低いベッドにする
床に直接マットレスを敷く
職員の目のあるところにベッドを置く
ベッドサイドに安全マットを敷いて
 おく
胴体をしばる場合 薬物抑制による場合
(向精神薬の過剰投与)
抑制をする状況
抑制をする状況
抑制をする状況
派生する問題
抑制をする状況
抑制をする状況

防止策

防止策

防止策

防止策

防止策

防止策

今回紹介したチャートは,鎌田ケイ子先生の書かれた『痴呆ケアマニュアル』から引用したものです。また,抑制廃止に関する本もあります。
ご希望の方は電話・FAX・e‐mailで直接お申し込みください。

書名:『チャートで展開する痴呆ケアマニュアル』(2,100円税込み)

書名:『ケアの質の向上にむけて 抑制廃止とリスクマネジメント』(1,500円税込み)

注文先:(株)高齢者ケア出版
     〒169-0075
     東京都新宿区高田馬場1−21−13 廣池ビル402
     TEL::03-3232-1310 FAX::03-3232-1340
     e‐mail:order@care-k.net

特定非営利活動法人(NPO)
全国高齢者ケア協会
JAPANESE SOCIETY OF CAREGIVING OF THE ELDERLY

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